こんばんは
税理士の渕香織です
先日お知り合いになった都内の会社の若い社長がこうおっしゃっていました
「中小企業は製造業を中心に海外に出て行かなきゃという危機感でいっぱい」
確かに、昨今は中小企業が海外進出をすることが急増しています
先月行ってきたベトナムにおいても同様です
この1年間で日系企業のベトナム進出が倍増しています。
2010年は114件、2011年は208件。
でも投資額は減ってるのです。
つまり、大企業でなく中小企業の進出が増加していることを意味しています
今回ホーチミンでのJETROや地元会計事務所の方たちが皆さん口をそろえて言うのは、「大企業と違って、中小企業は十分なリサーチをせずに進出するケースが多いのでベトナムという特殊事情に対応できずに苦戦しているところが多い。」
大企業の場合、いろーんな国の駐在を経て、最後にベトナムに赴任するケースが多いようです。それだけベトナムは難しいってことですよね
インフラが整備されてないこと、急激なインフレーション、いい人材(英語か日本語ができる人)の確保の難しさなど、ちゃんと対策を練らずにいきあたりばったりで進出するケースが特にサービス業の場合、多いと聞きました。
もちろん最初から売り先が確保できている場合(例えば得意先のベトナム進出に伴って一緒に行く場合)は問題ないと思います。
でもあまりに売上があげれなくてJETROに「お客様を紹介してほしい」と泣きついてくる方も増えていて、JETROはそういうところではないけど、一緒に考えるようです。
JETROは無料でその国の事情に精通している方に相談できるので海外進出を検討している企業さんはぜひご利用することをおすすめします!
今回、信頼できる日本語で対応可能な会計事務所さんたちとも知り合ったので中小企業がベトナム進出時に欠かせない税務や会計をサポートしてくれる事務所をご紹介できるようになりました。
ご興味のある方はどうぞお気軽にお問合せくださいませ!(紹介料などは一切とりませんのでご心配なく!)
さて、今回は税務以外の話ばかりになりましたが次回は、ちょっとは税理士らしくベトナムの税務についてちょっと紹介してみたいと思います。
明日からはじまる1週間も皆様にとってよい日になりますように