今週は中小企業の融資のお話をしています。
今日は、新規開業の融資のことをお話したいと思います。
昨日、融資を受けるとき、融資先から「自分という人間について」を知ってもらうことが大切と書きましたが、今日は私がそれを感じた例をご紹介します。
あるパティシエの方が会社を設立するときに、事業計画をたてられました。
といっても本人も会計や税務のことがあまりわかってないので、これは一からやり直した方がいいのでは。。
と思えるようなお粗末なものでした(失礼!)。
でも、驚くほどの多額の融資を引き出せたのです。
それは、その方は絶対いずれ成功するということを銀行にわかってもらうために、小さく載った雑誌の切り抜きや、ネットでの評判をプリントアウトしたり、自分のスイーツがどれだけ素晴らしいかを説明しているものなど、その人の人物がわかるありとあらゆるものを持って行ったのです。
特に、銀行に女性雑誌をわんさか持っていたのは、びっくりされましたが、そのおかげで予定の数倍(!)の融資額が下りました。
私は、そんなに借りる必要がないと思ったんですが、彼はせっかくだからと借りましたが、あっという間に繰り上げ返済で返しました。
一方、同時期に、ある士業の方が独立する際に、融資申請をしたとき、相当念入りに事業計画を作成していましたが、融資額は希望額の半分以下。
うーん、厳しいなーって思いました。。
すばらしい数字の事業計画は正直誰でも作れます。
でも、新規の融資のときは、自分のことを本当にわかってもらおうとすることは大切だと思った出来事でした。
自分のブランド力を高めることは、結局は会社の資産を増やすことにつながるのだから、新規融資のときはその練習と思ってがんばってみるのもいいのかもしれないですね。
そうそう、ネット上では、中小企業の資金調達=借入っていう図式があるようですが、中小でも借入に頼らない多様な資金調達はあります。
また、近いうちそういったお話もしていきたいと思います。
さて、今から3月決算に取り組みます。
金曜日というのに(泣)
あ、該当クライアントさま、、一応弁明ですが、これはぐちではありません。決意表明です!