平成23年度税制改正の目玉である法人税の減税を見直しがされるとのこと。
このたびの震災の復興の財源を考えると、当然の流れでしょうね。
直接の被害だけでも16兆~25兆(NHK時論公論*より)だけど、赤字国債をバンバン発行すると私たちがもう背負いきれなくなるだけでなく、世界からあきれられてしまうと思ったりもします。
だから、経済界の長年の要望だった減税を見送るのも仕方ないのでしょう。
どっかの大手の会社の社長さんが「法人税減税をやめてその分を復興にまわせばいい」と太っ腹なことを言ってました。
今、日本全体が被災地への支援を最優先に考えてますよね。
あれほど法人税減税実現が悲願だった経団連会長までも「法人税減税やめてもらって結構だ」と発言。
でも、今日の日経には逆のことが。
「法人税減税をやめるべきでない」。
日本が同じ方向を向いてる今、こういう発言をするのは勇気いることだと思いますが、その理由が書かれてなかったのが残念。
日経に聞いてみたいなあ。
メールしてみよっかなー。
ふっちーの意見は、長期的にみると法人税減税は絶対にするべきだと思います。
たとえ消費税が10%になろうとも。
でも、今この瞬間でも困っている方や企業がたくさんあることを思えば、現金給付ができる財源を確保するのが急務かと思うので、法人税減税はH24以降に回したらいいのでないかと思っています。
*最近NHK時論公論http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/をよくみますが、おもしろいです。
テレビにいっぱい出てくる原子力専門家のいうこと聞いてたら、私のような素人は混乱してしまいますが、時論公論の地味なおじさんは感情を出さずに淡々とした解説は安心して聞けます。
税務の専門家としての私の役割についてのヒントをいただくことも多いです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。