こんにちは!渕香織です。
私は、国際税務に強い税理士ということを全面に出しているためかWEBやブログでSEO対策を一切やっていないにもかからわず、ネットで検索したら出てきたということで、日々新規のお問い合わせを多くいただいております。
本当にありがたいことだと思っています。
最近多いお問い合わせが海外送金にかかるご相談です。
ご存じの方も多いかと思いますが、100万円以上の海外送金(受領も含む)は各銀行から税務署へ報告がいきます。
さらに3000万円以上の場合は日本銀行への報告もあります。これは、マネーロンダリング防止の目的もあるかと思いますが、課税のがれを防ぐ、つまり脱税防止のためが大きいかと思います。
そこでよく聞かれるのは、「海外送金したらそれだけで課税されるの?」。
昨日も、アメリカの不動産会社から、「アメリカの不動産を買った日本人が、アメリカへ送金すると税務署から調査される」と言われたと連絡をいただきました。
送金しただけでは当然ながら課税は生じません。
ただ、100万円以上の送金があると、税務署からお尋ね書が届きますので、そのお金の出どころを明らかにする必要があります。
そのお金が日本で適正に課税されている金額であれば全く問題はありませんが、日本で申告が必要とは知らずに申告漏れが発覚されたケースもあります。
怪しい出どころのお金を海外送金してしまったためにヤブヘビになったケース(まあこれは仕方ないですが)もあります。
でもちゃんと説明がつく(たとえばコツコツとお給料を貯めてたとか)ものであれば、心配ご無用です!もちろん、年収が数百万円の方がいきなり数億円の送金をすると、”コツコツ貯めた”といってもちょっと不自然さはありますので、そのあたりはちゃんと説明ができる準備をする必要があるかと思います。今晩は、我が家に友人たちが数人やってきます。美味しいレストランに行くのも好きですが、おうち飲みも寛げて楽しいです!
それではまた~。