おはようございます!国際税務税理士の渕香織です。
先日から8時出勤をしております!
8時出勤を希望のスタッフがいるので、
私も、早く出てきて早く帰るという外国人スタイルにしようと思い
8時から仕事してます。朝は涼しくて気持ちいいですねー。
さて、先日、ある資産家の方が税務相談に来られました。
タックスヘイブンで有名なアジアの某国の所在する資産運用会社から
節税スキームの提案をされているそうです。それは税務的に問題がないか
意見をききたいということでした。
正直、かなり黒に近いグレーだと思いました。
ひとつひとつの取引をみたら違法性はみられませんでしたが、
税務では、取引全体をみます。取引全体をみて、不自然な流れがあれば、
やはりそれは租税回避行為だとみなされる可能性が高まります。
このブログでも書きましたが、以前香港出張に行った時に、地元の投資会社の方が
日本人の富裕層をターゲットにして節税商品の提案をされていました。
私は元EYの同じ国際税務部だった同僚も一緒にその話を聞いたのですが、
節税とはいえない、脱税といわざるをえないものだったことを記憶しています。
その話ととてもよく似ていました。その会社の説明では
「数億単位だとばれるかもしれないが、数百、数千万単位だと税務署にはばれない。」
とのこと。つまりばれたらまずいということは、節税でなく、
脱税だというのは、その会社もわかってるのですよね。。。
富裕層の方はいろんな節税や資産運用方法のアプローチをかけられることが多いようなので、
どうぞご注意くださいませ!