節税?脱税?

おはようございます!国際税務き税理士の渕香織です。
先日から8時出勤をしております!
8時出勤を希望のスタッフがいるので、
私も、早く出てきて早く帰るという外国人スタイルにしようと思い
8時から仕事してます。朝は涼しくて気持ちいいですねー。
さて、先日、ある資産家の方が税務相談に来られました。
タックスヘイブンで有名なアジアの某国の所在する資産運用会社から
節税スキームの提案をされているそうです。それは税務的に問題がないか
意見をききたいということでした。
正直、かなり黒に近いグレーだと思いました。
ひとつひとつの取引をみたら違法性はみられませんでしたが、
税務では、取引全体をみます。取引全体をみて、不自然な流れがあれば、
やはりそれは租税回避行為だとみなされる可能性が高まります。
このブログでも書きましたが、以前香港出張に行った時に、地元の投資会社の方が
日本人の富裕層をターゲットにして節税商品の提案をされていました。
私は元EYの同じ国際税務部だった同僚も一緒にその話を聞いたのですが、
節税とはいえない、脱税といわざるをえないものだったことを記憶しています。
その話ととてもよく似ていました。その会社の説明では
数億単位だとばれるかもしれないが、数百、数千万単位だと税務署にはばれない。」
とのこと。つまりばれたらまずいということは、節税でなく、
脱税だというのは、その会社もわかってるのですよね。。。
富裕層の方はいろんな節税や資産運用方法のアプローチをかけられることが多いようなので、
どうぞご注意くださいませ!

関連記事

  1. 非永住者の申告に忘れてはいけないもの&ヨガ税理士としてのお知…

    2012.04.1

  2. 外国に住むスポーツ選手の課税の取り扱い

    2014.02.4

  3. 税理士・会計士のためのこれだけは知っておきたい国際税務。発売…

    2011.10.27

  4. 租税条約に基づく情報交換ネットワークの拡大

    2013.12.12

  5. 役員の光熱費負担は、定期同額給与にならない?!~エキスパット…

    2013.03.4

  6. 日本に住む外国人の所得が非課税になる時

    2013.10.18

カテゴリー

最近の記事

  1. 一時支援金ラストスパート!(Subsidy for…

    2021.05.7

  2. News Letter – Rent …

    2020.07.10

  3. Breaking news-how to appl…

    2020.04.29

  4. Subsidy for cooperation i…

    2020.04.24

  5. News Letter – COVID19 Sub…

    2020.04.15

2023年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP